足場材の荷揚げ
江戸の昔から隅田川の内側と外側、近代では山手線の内側と外側と、住環境のステータス性が江戸っ子の間では語り継がれてきました。江戸城下(皇居)から少し離れた山手線の外側には、宅地が広がり大勢の人達が住むようになりました。 今では宅地と商業地が混在するようになり、狭い敷地に高いビルを建設するようになっています。建設した当時も大変だったと思いますが、年月を経て改修工事を行うときは足場職人を悩ませます。機材の荷揚げもままならないのが現状です。 今回の現場は、山手線ターミナル駅から1km程外側の、まさに商業地優勢な狭い場所に立つマンションなので、屋上も思った通りライフライン器機が所狭しと、並んでいます。そこで登場したのが、「キャリア ブル クレーン」です。 タワークレーンは大型・中型・小型・走行型など、様々な機種がありますが、「キャリアブルクレーン」はコンパクトな部材を手作業で組立分解が可能で、狭い場所でも移動がスムーズな、使い勝手の良い小型クレーンです。何よりもありがたいのが、大量の足場材を一気に上げることができることです。 狭く作業しにくい場所での時間短縮に、一役かってくれます。