平成28年度 昭友会総会 有限会社 小岸興業安全大会
平成28年7月2日(土)埼玉県三郷市文化会館にて、「平成28年度 昭友会 総会」および「平成28年度 有限会社 小岸興業 安全大会」を執り行いました。昭友会、小岸興業ならびに関連会社クイック、ジョイント合わせて総勢110名の会合です。 昭友会 総会では、冒頭 森一樹会長(株式会社 森興業)より、労働災害防止活動の展開と「リスクアセスメント」の普及、そして緊張感を持った安全への取り組みを、昭友会一同推し進めるとしました。 その後、役員改選が行われ、新会長に榎本裕希社長(株式会社 希匠)が選任されました。小岸興業安全大会では榎本新会長から安全の誓いとして、昔の建設業界とこれからの建設業界を鑑み、小岸社長が全国仮設安全事業協同組合青年部会長として進めている、悪しき時代の建設業界(社会保険未加入・資格取得と足場教育の偏見など)を変えていく! を協力会一丸となって推進するとしました。 今年度の全国安全週間スローガンは「見えますか? あなたのまわりの 見えない危険 みんなで見つける 安全管理」です。安全な職場環境を形成するために、同じ職場にいる労働者全員で早期に危険要因を発見・改善・見える化し、事故の発生を未然に防ぐことを謳っています。このことは「リスクアセスメント」に通じるもので、まだ見えぬ危険の「芽」を摘む「ヴィジョン・ゼロ」の理念に基づいています。 現在の建設業界を見る限り、職場の安全に関して自ら取り組む意識が十分であるとは言えず、労働災害が増加傾向にあります。また、経験が浅い労働者は職場に潜む危険を察知できないことが懸念されます。弊社安全管理部、資材部、運送部の各部長からも、意識すれば誰でもできること、安心・安全な作業を遂行するために、やるべきことをもう一度確認し、ひとつひとつの細かな作業をも、確実に行っていくよう話がありました。 今回、安全講話の特別講師といたしまして、株式会社 建装工業 安全コンプライアンス部部長の小浜良一様にお越しいただいています。事故事例を基に「建設現場の安全対策」についてお話しをいただき、いずれの事故も元来「防ぐことが出来た」もので、「安全帯をしていれば」「穴をふさいでいれば」「手順通りの作業をしていれば」の、タラレバになってしまいますが、やるべき手順を確実に行うことで、事故は防げるとしています。そしてその先には、創意工夫でより安全に、そして効率の良い作業を執り行うことが出来ると締めくくりました。 つつがなく会を終え、「安全」に対する認識もあらたに、今年度を無事故・無災害で終わらせる。そして願いを叶えるためにも、一人一人が安全と危険をしっかり認識して、安全作業を確実に行うことを誓いました。