この度、OGISHIの女性社員で初となる鳶一級合格者が輩出されました!
普段は安全管理部で現場パトロール業務に従事しておられる入社9年目の社員Kさんです。
現場巡回で忙しい中、退勤後に弊社の資材置き場にて組立の練習を行い、
晴れて2回目の挑戦で鳶一級に合格することができました。
今回は合格を記念して、Kさんにインタビューをさせていただきました。
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◇合格した時のことを教えてください。
合格発表の日がちょうど自分の誕生日でした。インターネット上での合格発表だったので、
車でパトロール現場へ向かう道中、発表時間の少し前に車を停めて確認しました。
真っ先に自分の番号が目に入りました。
◇誰に一番に報告しましたか。
小岸社長です。これは最初から決めていました。
LINEですぐに報告すると、社長も一緒に喜んでくださり、
「自慢の社員です」という言葉をいただけたのがとても嬉しかったです。
次に安全管理部の部長に連絡しました。
電話で直接「おめでとう。」と言ってくださいました。
その他にも、家族や練習に付き合ってくれた工事部の皆さんにも報告をしました。
◇女性の鳶一級はとても珍しいですが、挑戦のきっかけは?
自分の知識の幅を広げたかったからです。
安全パトロールの業務は知識を覚えればできますが、資格があることでより説得力が増します。
また、業務上、鳶さんと触れ合う機会が多かったのもあります。
同じ目線で話したかったんです。
男性社会の建設業で女性が法律で「あーだこーだ」言っても、
職人さんたちにもプライドがあります。
自分には武器がなかったので、試験の内容は小屋組みでみんな(職人さん)とは違いますが、
足場を組む経験を通じて分かり合えればいいなと思いました。
それと、そもそも安全パトロールを女性がやっていること自体も珍しいので、
とことん珍しいことをやろうと思いました。
さらに会社としても良いアピールになればいいなと。
何をするにも一歩踏み出すきっかけをくれるのは安全管理部の部長です。
今回の挑戦も背中を押してくれました。
◇建設業界でより女性が活躍していくにはどうなっていけばいいと思いますか。
世の中の建設現場に対するイメージが大きいと思います。
実際、この会社にいなかったら(足場に)興味を持っていなかったです。
最初パトロールの現場で綺麗に組まれた足場を見た時、感動しました。
もっと身近に見学する機会があれば世間の考えも変わるのではないでしょうか。
あとはトイレや休憩所の問題もあります。現場によっては女性が働くことに力を入れているところもあるので、どんどんそういう現場が増えていけばいいですね。
建設業の中でも特に怖いイメージを持たれてしまう鳶職ですが、
実際は家族を一番大事にしている温かい方が多いです。うちの会社の人もそう思います。
◇今後、鳶一級に挑戦する予定の工事部の若手たちにメッセージをお願いします。
自分でその資格が欲しいと思ったら、どんどん周りに聞いて技を吸収してください。
この会社で教えてくれない人はいないです。
みんな聞いたら快く教えてくれます。もちろんわたしも。
会社から取れと言われる前に自分からぜひ挑戦してほしいです。
国家資格は自分の自信に繋がります。