新社屋 上棟式
平成30年1月19日(友引・開)16:30~ 有限会社小岸興業 新社屋の上棟式を執り行いました。上棟式は、建物の守護神と匠の神を祀ると同時に、施主が職人さんに対して感謝の気持ちを表す目的で行う儀式で、建物の建築中に行い、タイミングは建築工法によって異なりますが、新社屋の場合は鉄骨造なので鉄骨工事が完了したときに行います。 「大安吉日」は誰もが知っていることだと思いますが、建築業界では「大安」でも決してお日柄が良いわけではありません。「建築吉日」と云って建築工事などに良いとされるお日柄があり、「六曜(大安~仏滅)」の他、古くから伝わる「十二直(じゅうにちょく)」を用いられます。 建築に良いとされる日は、六曜の大安、友引、先勝(午前)、先負(午後)、十二直の建、満、平、定、成、開で、「友引の夕方」は「大吉」とされています。当日は「友引・開・夕方」と三拍子揃っての「建築吉日」です。 上棟時には、幣束(へいそく)と呼ばれる、上棟セットを祭壇にささげ、屋根裏の梁に留めておきますが、中身は「女の七つ道具(口紅、おしろい、くし、かんざし、鏡、かつら、こうがい)」だそうです。「本音と建前」について詳しく調べてみると、その由来がわかります。 最近では「上棟式」を省略するケースが増えてきているようですが、各地で古くから伝わる風習を大事にして頂きたいと思います。また、これからの工事につきましても「竣工式」を迎えるまで、職人の皆様には、くれぐれもお怪我のないよう、安全第一でお願い致します。